いつものように車の中で簡単な朝食をとって出発。
▲道の駅.やまだ(岩手県山田町)
今日、最初に訪れたのは、東日本大震災の被害を後世に伝えるためのシンボルとして残された、奇跡の一本松(岩手県陸前高田市)。昨日同様、津波の被災跡はナビが全く役に立たない。どこも工事だらけ。2年ほど前に買った車なので地図がそんなに古いとは思えないのだが・・・。
遠くに見えるのだが、道が見当たらない。しかたがないので、交通整理をしていたカードマンさんに聞く。「奇跡の一本松に行きたいんですけど・・・」「道はないんです。その先に車を停めて歩いて行くようになります」。ということで、教えてもらったところに車を停めて歩くことに。
▲ここから歩く。表示はきっちりあるので迷うことはない。
▲やっと見えてきた。30分弱くらい歩いただろうか。
▲奇跡の一本松(岩手県陸前高田市)
もう、どこも工事中。ダンプカーがひっきりなしに走っている。あれから7年以上経っているというのに、まだまだ復興半ばという感じ、後ろにそびえる巨大な防波堤が印象的だった。
次に訪れたのは、世界遺産.中尊寺(岩手県平泉町)。駐車場に着くと平日だというのに車がいっぱい。休日は入場待ちになるんだろうと思う。暇人の特権かな(笑)。
▲中尊寺の駐車場 蕎麦の看板が多い
駐車場から月見坂とよばれる坂道を歩く。昨日痛めた足にこたえる。昨日から歩きが多い。参道脇には土産物屋や大小の祠が軒を連ねている。大きなお寺だ。
やっと本堂。
▲中尊寺本堂の山門 この山門をくぐったところに本堂がある。
更に歩いていたら、やっと目的の 国宝.金色堂があった。入口で参拝券を買って参拝する。
▲国宝.中尊寺金色堂 写真の建物の中に金色堂がある。
中に入ると、まさに金ぴかの金色堂がある。撮影禁止なので写真は無し。家内安全と、この旅が無事故無違反で楽しい旅になりますようにお祈りした。
参道を引き返していたら、いい所に蕎麦屋さんがあった。時間もいい頃だったので、ここで蕎麦をいただくことにした。
▲中尊寺参道脇にある、蕎麦処.義家
メニューを見ると、わんこ蕎麦がある。東北に来たからには一度は食べたいと思っていたので、迷わず注文。
▲蕎麦処.義家でたべた、わんこ蕎麦
美味しかった。完食した。蕎麦を入れるのはセルフサービス。千円払うと入れてくれるみたいだが、皆んな自分で入れていた。
次に訪れたのは、旧南三陸町防災庁舎。ここも震災遺構。やはり津波の被災地域に入るとナビが役立たない。見えるのだが近づけない。交通整理をしていたガードマンさんに聞くと、道はなく、工事中で徒歩でも近づけない、さんさん商店街(仮設商店街)から見てくださいとのこと。
言われたとおり、さんさん商店街に車を停めて見ることにする。
▲南三陸さんさん商店街(仮設商店街)
毎朝、目覚まし代わりに鳴るようにしているFM放送の番組で、繰り返し聞いていた名前。全く予定していなかったのだが、こうして見ると感慨深いものがある。
▲旧南三陸町防災庁舎
この建物の屋上にいて流されるとは誰も想像できなかったのではと思う。改めて襲った津波のすごさを感じる。
今日の宿泊は、道の駅.上品の郷(宮城県気仙沼市)。お風呂は併設されている、ふたごの湯。
▲道の駅.上品の郷(宮城県気仙沼市)
大きくて綺麗な道の駅だ。週末ということもあるのか、車中泊する車も多かった。夕食もここでいただいた。隣に泊まっていたホンダのNボックス。ラブラドールレトリバーを連れた夫婦連れの車中泊。さすがに大変だろうなと思うのだが、この工夫が車中泊の楽しみの一つだと思う。