今年は季節の進みがいまひとつ読めない。例年だと新見方面のトップシーズンなのだが、いま少し早い気がする。図鑑などによるとヒメヒカゲはヒロオビミドリシジミよりは少しだけ早いようだ。蝶の撮影を始めて12年、未だに撮影できていないヒメヒカゲ狙いで、グーグルマップで目星をつけていた岡山県某所へ行く。
現地に着いて車を走らせていたらそれらしい蝶がちらほら。期待が膨らむ。ポイントに着いて歩いていたら早速ウラナミジャノメ。ヒメヒカゲ狙いの定番の副産物。幸先よし。
▲ウラナミジャノメ 環境省RDB絶滅危惧Ⅱ類 岡山県MR
▲ウラナミジャノメ 環境省絶滅危惧Ⅱ類 岡山県MR
更に探していたらボロのヒメウラナミジャノメのような蝶。とまったところを見るとヒメヒカゲ。見慣れた蝶は飛んでいるところをみればおよそ同定できるのだが、初めての蝶は分からない。もう少し茶が濃いと思っていた。車窓から見えた「らしい」蝶はどうもテング様のようだ。
▲ヒメヒカゲ 岡山県RDB絶滅危惧Ⅰ類 岡山県MR
▲ヒメヒカゲ 岡山県RDB絶滅危惧Ⅰ類 岡山県MR
久しぶりに本気モードで撮影。歩き回って3頭確認。本当に飛翔力がない。飛んでもすぐとまる。子供でも簡単に採れそう。岡山県某所で30匹、40匹採ったとの記録もある。岡山県で最も絶滅の危機に瀕しているいる蝶の一種だというのがうなずける。
今年は狙いがよく当たる。今年中にもう一種くらい未撮影種をという欲が沸いて来た。
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