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2008年 09月 20日
私的新産地を探して
d0001300_2323216.jpg 台風一過、素晴らしい秋晴れのもと、クロツの私的新産地を探しに、過去に記録のある場所をいくつか周ってみることにした。

 最初に訪れたのは、途中にあるシルビアシジミのポイント。このポイントはRyochanがシルビアシジミを現認している唯一のポイントである。数が少ないうえ、ヤマトシジミと混棲しているため、見つけるのが大変なのだが、今年も何とか確認することが出来た。そっと見守りたいポイントである。
▲シルビアシジミ(環境省RDB 絶滅危惧Ⅰ類)(RICOH R8)
 命が受け継がれる瞬間。邪魔しないように、さっと撮影して、そっと離れた。
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▲ジャノメチョウ(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO) シルビアポイントにいた。意外に新鮮だ。

 今日、探す予定のポイントは4ヶ所。最初に訪れたポイントと、2番目に訪れたポイントは、石垣は沢山あるのだが、ツメレンゲは見つからず。3番目に訪れたポイントでは探すまでもなく、ツメレンゲがいっぱいあった。
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▲いっぱいあるツメレンゲ。ふとケイタイを見ると、auが圏外だった。ムム。

 これはいるでしょうと、少し歩いていると、いかにもという感じの小さな蝶が飛んでいる。わくわくしながら確認すると、紛れもなくクロツバメシジミである。
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▲クロツバメシジミ(環境省RDB準絶滅危惧種)(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO)

 クロツバメシジミは産地による変異が大きいと言われている。このポイントは高梁川水系に当る。これまでは吉井川水系のものしか見たことがなかったので分からなかったが、確かに違う。全体にすっきりしている。Ryochan的には斑紋の発達した吉井川タイプの方が好きかな。
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▲スジボソヤマキチョウ(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO) ふと石垣の上を見たらいたので驚いた。Ryochan的にはクロツよりも希少種である(笑)。

 最後に訪れた場所も、石垣はいっぱいあるのだが、ツメレンゲは見つけることが出来なかった。実は、先週も旭川水系、吉井川水系と、探してnullだっただけに、今日の確認は、じわーっと嬉しい。

 岡山県内ではクロツの記録は多い。倉敷市でも何箇所かある。これまで記録のある場所を10箇所くらいは回っているが、確認できたのは今日訪れた場所を含め、2箇所だけである。見て回った印象から、他は絶滅の可能性が高いと思われる。昨年、数頭だけ確認することが出来た、そのもう一つのポイントでは今年は確認することができなかったことを考えると、このポイントは本当に貴重なポイントとなる可能性が高い(少なくともRyochanにとっては)。シルビアシジミとともにいつまでも生き続けてほしい種である。
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by ryochan_ex | 2008-09-20 23:17 | | Trackback | Comments(16)
2008年 09月 13日
3連休
 3連休初日、県展の写真部門を見に行く。山陽新聞によると昨年と比べるとずっとレベルが向上しているという。昨年は辛口の感想になっただけに、少し楽しみである。

 受付のある部屋には県知事賞や山陽新聞社大賞や奨励賞を受賞した作品が並んでいる。さすがに見ごたえのある作品ばかりである。昨年とはずいぶん印象が異なる。某所のママさんが「ふっと、表情の緩む写真が撮りたい」と言われていたが、いい言葉だと思う。県展を見て改めてそう思った。
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▲岡山県立美術館(RICOH R8)。

 3連休2日目、蒜山に行く。目的はこの時期の蒜山の様子の把握である。特にゴマシジミやギンイチがまだ見られるのか知りたかった。結論としては、ゴマシジミはボロを確認することが出来たが、ギンイチは確認することが出来なかった。蝶が全体に少なく、蒜山は8月までかなという感じであった。
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▲ゴマシジミ(環境省RDB絶滅危惧Ⅱ類)(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO)。待望の半開翅なんだが、なんとも痛みが激しい。
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▲ツバメシジミ(RICOH R8)。ゴマシジミがいた場所。
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▲初秋の高原(RICOH R8)。本日のお気に入り。

 もし、この時期にゴマとかギンイチが撮れれば、楽なんだがなぁと思っていたのだが、甘かったようである。ゴマシジミの貴重さは、あの暑さの中でしか撮れないところにもあるんだなと思った。
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by ryochan_ex | 2008-09-13 23:59 | | Trackback | Comments(8)
2008年 09月 06日
クロマダラソテツシジミ
 昨日の山陽新聞の朝刊に岡山県でクロマダラソテツシジミ初確認の見出し。記事によると三宅誠治さんが玉野の日の出公園と田井みなと公園で見つけたとのこと。三宅誠治さんは岡山蝶界では有名人。昨年、ウスイロヒョウモンモドキ観察会でお会いして2ショットを撮らせていただいた方。さすがである。玉野であれば家から1時間もあれば行ける。早速、確認に出かける。

 まず最初に訪れたのは、田井みなと公園。とにかくソテツを探さないと始まらない。ソテツ、ソテツ・・・と車を走らせていたら、ソテツ発見。早速車を停めて探索を開始する。探索といってもソテツは2株、10本ほとあるだけなので、クロマダラソテツシジミは簡単に見つかった。予想はしていたが、あまりに簡単に見つかったので感激も中くらい(笑)。
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▲クロマダラソテツシジミ(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO)。 本日のお気に入り。

 写真を撮っていたら、求愛行動中のカップルが現れた。しばらく様子を見ていたら、いつものように90度横からせまって、交尾を始めた。生命が受け継がれる瞬間である。大阪や兵庫の例をみると越冬可能なようなので、新たな土着種になるのだろうか。
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▲クロマダラソテツシジミ(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO)。
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▲クロマダラソテツシジミ( RICOH R8 )。

 お気に入りの写真も、広角も撮れたので、次の目的地、日の出公園に行く。日の出公園に着くと、探すまでもなく、ソテツがいっぱいある。三宅誠治さん、地の利だなと納得。クロマダラソテツシジミもウラナミシジミの感覚で普通にいる。うーん、少し複雑な思い。

d0001300_1935764.jpg 帰りは分布を確認するため、ソテツを探しながら帰る。1本、2本ならポロポロと見つかるのだが、ある程度まとまった数の所はなかなか見つからない。古い記憶をたどって思い出した場所をソテツを探して歩いていたら、ソテツ発見。ソテツの前ではなんと、地元では有名なブロガーのyamaさんが写真を撮られていた。考えることは同じのようだ(笑)。まさかねぇ・・・とかお話しながら、一緒に撮影。右の写真は魚眼で撮影中のyamaさん。どんな写真になるのだろうか?
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▲クロマダラソテツシジミ(PENTAX・K20D+SIGMA105mmMACRO)。
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▲クロマダラソテツシジミ( RICOH R8 )。

 昨年、大阪府や兵庫県で見つかり、話題となったことはリンクさせていただいている諸先輩方のブログで知っていた。大阪は人為移入の可能性が高いと言われているが、状況を考えると岡山は自力で飛んで来たように思える。ウラナミシジミと同じ飛翔力を持っているとすれば、当然の結果なのかも分からないが、それにしても、まさか1年で岡山まで到達するとは思っていなかった。帰り道、倉敷市でも確認した。来年は家の近くでも見られるようになるのかな。地元で見られる蝶の種類が増えることは大歓迎ではあるのだが、諸般の事情を考えると、複雑な思いである。
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by ryochan_ex | 2008-09-06 19:04 | | Trackback | Comments(14)