私がホームグランドにしている種松山は四方を市街地に囲まれた周囲10km高さ250m程度の山体なのでそんなに蝶相が濃いところではない。棲息種は多く見積もって70種程度ではないかと思っている。春蝶はあらかた撮影したので、この時期は夏蝶まで端境期の感がある。とは言っても黒系アゲハは全く撮影出来ていないので、黒系アゲハでも撮れればと午後からサトキマ(ダラヒカゲ)ポイントへふらりと出掛ける。
ポイントへ着くとヒメウラナミジャノメが多い。次いで多いのがサトキマダラヒカゲ。先週まで見たこともなかったのであるが、こんなにいたっけって感じ。遊びに少し撮るが、こう多いとなーって感じで食傷感が漂う。
少し歩いていると新しい道発見。細いが明らかに人手が入っている。探検探検。10分位歩いて出た所はなんと以前から知っている別のポイント。こんな調子でかなり歩くが目ぼしい獲物は無し。何とか迷わず元のポイントに戻って、クロヒカゲを撮っていると、毒々しいまでにオレンジ色の蝶?が脇をかすめて後方の木にとまる。あまりに派手な色なので蛾かな?と思いながらファインダーで覗くと、なんとアカシジミ。全くノーマークだっただけに、えーって感じ。とまった場所が木の上の方なのだが300㎜一杯で何とか撮影する。
これがゼフィルスかと思って改めて見ると本当に美しい(笑)。夕方になると活発に活動すると本に書いてあったので5時過ぎまで粘ったが、この一頭以外は見えなかった。写真は今一つのものしか撮れなかったが、とりあえずゼフィルスを見ることが出来たことで満足満足。なにより種松山にゼフィルスが棲息していることが確認出来たことが嬉しい。
アカシジミが小さくしか撮れなかったので、帰り道、でかい飛ぶものを撮って帰った(笑)。