2016年 05月 13日
中国地方一周車中泊の旅5日目。昨夜は寒くなかった。微妙なものだ。今日はJR広島駅前で写真を撮った後、呉の海上自衛隊呉資料館(愛称:てつのくじら館)に行って潜水艦に乗る予定。その後、特に寄りたいところもないので、一気に家まで帰ることにした。 まずいつものようにJR広島駅前で写真撮影。やはり広島は大きな街だ。初めてだと原爆ドームとか世界遺産の宮島とか回るとこには事欠かない街だが、ここまで戻ると岡山から日帰り圏内なので、一通り行ったことがある。 朝食は撮影の後、呉までの道中にあった「すき家」で念願の卵かけご飯を食べた。さすがに広島の街には「すき家」も「吉野家」もあった(笑)。海上自衛隊呉資料館は9時開館なので、先に呉港に停泊している護衛艦を見に行くことにする。 呉港に着くと、いるいる、いっぱいいる。遠目に見るだけでもテンションが上がる。少し離れた駐車場に車を停めて、今度は一眼レフで撮影する。 呉はかっては戦艦大和の母港であり、現在も海上自衛隊の主要な基地である。軍艦がそこらかしこに普通に停泊している。旧海軍工廠や兵学校の碑があったり、今でも町中に戦争の匂いが漂っている。 呉港の後は、海上自衛隊呉資料館へ向かう。実はここは開館して間もないころ一度来たことがある。本物の潜水艦の内部が見れるということで、もうすごい人で「止まらないでください、止まらないでください」とパンダ見状態で艦内写真撮影禁止だった。その時に平日だったら撮影してもいいとのことだったので、いつか再訪しようと思っていた。 そんな訳で一般展示物はさらりと流して潜水艦の中へ。艦内には数人の人がいるだけ。全員おじさん。一応「写真いいですか?」と確認。潜水艦は軍事機密の塊であり普通は撮影禁止だ。それが撮り放題なんだからたまらない。 説明されていた方は潜水艦に35年館乗られていたとか。何でも聞いてくださいという感じだった。 実際に操縦席に座って操縦かんを操作してみた。 Ryochanも潜望鏡を覗いてみた。本物なので実際に外の景色が見える。リアル。「1番管、2番管発射!」。楽しい時間だった。 後は帰るだけ。下道だけで広島まで来たことはないが、十分に帰れる時間。国道2号線沿いは本当にこれといった食べる所が無い。結局、昼食はローソンでおにぎり弁当を買って駐車場で食べた。家に着いたのは16時少し前。本日の走行距離は197km。今回の旅の総走行距離は1219kmだった。 今回の旅はRyochanとしては大冒険、行く前は「本当に走破出来るのか」少し不安だった。同時に「車窓からの風景を含め、毎日が発見」で楽しいだろうなぁと期待に胸を膨らませていた。何より成功したら達成感が素晴らしいだろうなぁと思っていた。 実際に旅を終えて今感じるのは、「雨の日、晴れの日、出会い、感動、失敗、色々とあったけど、終わってみると、意外とあっけなかったなぁ」ということ。人生はよく旅に例えられるが人生の終わりに感じる思いというものもこんなものかもわからない。 もう一つ、今回の旅は自分探しの旅になればと思っていた。でもこちらもこれといったものは見つからなかった。せいぜい、「今のRyochanが潤沢に持っているのは時間、この潤沢にある時間を使ってもう一花咲かせることは出来ないかなぁ」ということくらい。誰かが「自分探しなんてやめればいいのに、どんなに探しても自分の背中なんて見えないんだから」と言っていたが、そうなのかもわからない。 【中国地方一周車中泊の旅の行程図】
by ryochan_ex
| 2016-05-13 23:59
| 車中泊
|
ファン申請 |
||