2014年 06月 17日
新見方面へゼフ撮影に出掛ける。今シーズンの本番日。目標はヒロオビミドリシジミの金緑色の表翅の撮影。少しピークは過ぎていると思われるが、まだまだ許容範囲だろう。 3時過ぎに起床。簡単に朝食を済ませ、3時54分出発。まだ暗い。途中でお弁当を仕入れて、最初のポイント、高梁市UKに着いたのは5時半ころ。既に撮影に支障がないくらいに明るい。 少し肌寒い。期待を込めて叩くが何も飛び出さない。一気に2、3頭、飛び出すと思っていただけに、むむ。結局、撮れたのはウラジロミドリシジミくらい。時期を逸していることは無いと思うのだが・・・。狐につままれたような気持ちでこのポイントを後にした。 次に訪れたのは真庭市YU。ここは前回、最も多くのゼフが見られた所。期待を込めて叩くが、何回かに1回、飛び出す程度。??。結局、アップするような写真はウウラミスジシジミが撮れただけ。ただ、降りたところが石灰岩の上で、なんとも・・・。 次に訪れたのは真庭市SE。ここは昨年、クロミドリシジミがいっぱいいた所。ここも出てくるのはミズイロオナガシジミだけ。半ばあきらめムードで叩いていたら。クロミっぽい蝶が飛び出した。降りた辺りを慎重に探していたら、クロミドリシジミ。綺麗な個体だ。少しテンションアップ 傷一つない本当に綺麗な個体だ。今朝、羽化した個体だと思う。 開翅のように被写界深度を必要とする撮影はコンデジの方かいいようだ。これだけ解像力があれば一眼と遜色ない感じだ。 次に訪れたのは今年の最注目ポイント、新見市TD。叩こうと思ったらモンキアゲハがアザミで吸蜜中。叩き棒を置いて写す。いい感じ。が、ラッキーは最初だけ。「もう嘘でしょう」と言うくらいに蝶が少ない。このポイントだけなら鬼集が入った後とも思うのだが、これまでのポイントのことも考えると、そうも考え難い。むむむ。 その後、下見も兼ねていくつかのポイントを回ったのだが、どこも同じような状況。もうこの頃には完全な敗戦ムード。ま、こんな日もあるわ。でもまあ、初心の頃だったらこれでも大戦果だと思う。初心、忘るべからず。反省、反省。 最後に訪れたのは新見市KH。この世界では知られた有名ポイント。失せた気力を振り絞って叩いて回る。叩いていたらウラジロミドリシジミがポロポロ飛び出す。いい感じの所に1頭がとまった。久しぶりの緊張感。切れかかっていた気持ちが高鳴る。単純なものである。 経験者なら分かるこの臨場感。この感じが良い。お気に入り。 なんだかんだ言いながらもお気に入りも撮れた。ま、今日はここまでかなと、コンビニで仕入れたおにぎりで昼食。車の4つの窓を全て全開にすると、そよ風が心地いい。朝が早かったこともあり眠くなってきたので、そのままひと眠り。一時間くらい寝ていただろうか、目覚めたら体力も気力も少し回復。そういえば、奥様が「土筆は人が採った後でもあるもの」とか言ってたなぁ。帰る前にもうひと叩きしてみることにした。 叩くとポロポロ飛び出す。時間と今日の状況を考えると、いい感じ。少し大きめの蝶がいい感じの所にとまった。そっと近づくとヒロオビの♀だ。ドキドキしながら撮影。 開翅も撮れた。♂でないのが残念だが、欲というものかな。 その後、午前中が嘘のように快調に飛び出す。ヒロオビもぼちぼち飛び出すのだが、全て♀。結論としては完全に遅かった。先週の土曜日は♂が湧いていたとの話もあるので、数日が言えないようである。今日一番多く見たのはウラジロミドリシジミだった。 美しい。思わず唾をのみこんだ。ウラジロの表翅ってこんなに綺麗だったっけと思う。虜になりそう。 ウスイロって名前のとおりコントラストの弱い個体が多いのだが、この個体はびっくりするくらいくっきりした色の個体だ。 このポイントを知っている人なら、撮った場所がピンポイントで分かるショット。こういうのが広角のいい所。 終わってみれば大戦果。何事も下駄を履くまで分からないものだ。奥様の含蓄のある言葉を思いながら帰途についた。
by ryochan_ex
| 2014-06-17 23:59
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